定年後の仕事や老後資金の悩みを解決する唯一の方法は”万全な準備”です

今回は定年後の老後資金についてのお話です。

  • 老後の生活費はいくら必要なのか?
  • 定年後の選択肢で迷っている
  • 現時点で何を準備してよいかわからない

 

老後の生活費はいくら必要なのか?

 


 

老後の生活費はいくら必要なのか? またその資金の準備にはどんな方法があるのか?
などと不安に思っている人はとても多くいらっしゃいます。

 

「老後資金2000万円」とかよく聞きます。
どうですか?ありますか?確保できますか?

 

はっきり言って「わからない…」ですよね。
「2000万円」といえば大金です。
ざっくりと説明すれば、

一般的に定年後の生活費として夫婦二人で24万円/月が必要となると言われています。サラリーマン家庭での夫婦合計の年金支給額は約18万円で毎月5~6万円の赤字となります。
よって、
5.5万円×12ヶ月×30年≒2000万円

という数字が根拠となっています。

 

なお、厚生年金、国民年金、退職金の有無(または金額)などそれぞれの状況は変わるかと思います。

 

 

  • 例:我が家の場合

(85歳までで計算)

  • 生活費⇢20万円/月✕25年=▲6000万円
  • 年金 ⇢18万円/月✕20年=+4320万円
  • 退職金⇢+2000万円
  • 再雇用⇢14万円/月✕5年=+840万円

収支・・・プラス1160万円

 

という訳で、「貯金ゼロ状態」「再雇用選択」で一応、プラスとなりましたがあくまで「健康な状態」という大前提があります。何かあったら対応は難しいでしょう。
 

60歳定年時での選択肢として4つの選択肢がある

 

 

一般的にサラリーマンが 60歳で定年を迎えた場合は以下の4つの選択肢があります。

  • 再雇用
  • 転職(就職)
  • 起業
  • 何もしない

 

定年再雇用

国が企業に対して「定年制の廃止」「定年の引き上げ」「継続雇用制度の導入」のいずれかの措置(=高年齢者雇用確保措置)で「原則、希望者全員を65歳まで雇用すること」を義務付けた「改正高年齢者雇用安定法」が2013年4月に施行されました。

約8割の会社員がこの「定年再雇用」を選択肢します

会社や職種にもよりますが、担当者、技術者の場合は現状と同じ仕事内容が多いようです。しかし、管理者(責任者)レベルに
なると、仕事内容は異なってくる場合が多く、中には再雇用が難しい場合があります。
 

転職(就職)

現状に比べ更に高収入を目指すような場合は、

  • ヘッドハンティングされるくらいの高いスキルが必要です。
  • 極めてニッチな専門スキルを持っている

 

などの特殊能力が必要です。
これは「年収維持」という観点ですので、転職自体が難しいものではありません。
 

起業

意外とリスクが高そうですが、やり方次第ではそれほどリスクが低いのではないかと思えます。

 

注意点として、

  • いきなり大きな初期投資などは避ける
  • 自分一人もしくは奥さんと二人などで小さく始める

 

などでリスクを最大限負わない形で一つ一つ積み上げていくことが最重要です!
 

何もしない

当然ですが、既に資産を準備している方はこの選択肢もありです。後は時間をいかに楽しく使っていくかだけだと思います。
 

今の時点での準備を最大限行う!

 

 

準備を行うといった場合、「いったい準備はいつから行うのか?」という疑問な出ると思います。
一般に40代前半からの準備が理想的です。
理由としては、

  • 貯蓄を負担なくするには長い期間が必要
  • 収入も安定してくる時期
  • 家族のライフイベント等も計画できる(予測できる)時期

 

しかし、実際に考え始めるのは「50代」に入ってからの人が多いようです。
私もそうだたのですが、まずは「知ること」がはじめの一歩です。

 

  • 85歳までの必要資金を知る
  • 85歳で施設に入居する資金を知る
  • 60歳定年時での貯蓄額を知る
  • 現在の貯蓄額や負債を知る
  • 60歳定年までに必要な貯蓄額を知る
  • 不要なこと(負債となるもの)を取り除いていく
  • 以上をまとめ、準備に入る
  • 場合によっては住居を変えるなども含めコストを抑える

 

まずは情報収集を行い、定年までの目標資金を蓄えるために毎月(毎年)幾らの積立が必要か割り出します。そして、車など負債となるもの(いずれ乗れなくなる)を取り除いていきます。
(※一旦は85歳までで計算してみました)
また、同時に最終的な住居なども考える必要があります。

  • 公共交通機関の状況
  • 近くに病院、スーパーがあるかなど
  • 宅配サービスの状況

など、コスト面を重視しつつも最低限の環境も考えて決定します。

また、「持ち家」がある場合でも同様で、現在の環境によっては「売却」含め検討が必要となります。

 

より良い老後生活を送るために

 


 

なぜ、老後の生活に不安があるのかをよく考えてみると、

現時点で「稼ぐ力がない」←ココが原因!!

すると…

再雇用されなかった(転職出来なかった)場合、老後資金が不安(目処が立たない)

 

稼ぐ力を身につけるためには

一概に稼ぐ力(スキル)と言っても「どれだけ稼ぎたいか?」でも大きく変わってきますし、「好き嫌い」でも身につけるスキルは違います。また、今までの経験(仕事関係とかで)培ったスキルもあります。

 

スキル 新たに勉強 習得の難易度 収入
稼げるスキル ★★★★★ ★★★★★
好きなスキル ★★★
経験スキル ★★★

 

「経験スキル」などは実践的に昇華させるだけですが、特に「稼げる(大)のスキル」はかなりの勉強が必要です。

  • 稼げるスキル ⇒ 稼ぐに特化したスキル、楽しめるかどうか微妙
  • 好きなスキル ⇒ 多くの収入は見込めないが、楽しめる
  • 経験スキル  ⇒ 業種にもよるが定年前の収入なみに稼げるかも

 

長い目で見てのおすすめスキルは?

結論としては、「楽しみ」が加わっていたほうが良いです。老後は趣味を楽しみながらゆったりと過ごしたい!と思っている方も多いかと思います。

 

  • おすすめスキル

 

スキル 難易度 収入 おすすめ度
プログラミング ★★★★★ ★★★★
ブログ ★★★ ★★★ ★★★★★
webデザイン ★★★★ ★★★★ ★★
動画編集 ★★★ ★★★ ★★★★

 
 
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平均寿命と健康寿命は特に考えておかなければならない

 

 

 

厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイトによると、

 

2016年における我が国の平均寿命は男性80.98歳、女性87.14歳であり、健康寿命とはそれぞれ約9年、約12年の差があります。国民一人ひとりの生活の質を維持し、社会保障制度を持続可能なものとするためには、平均寿命を上回る健康寿命の延伸を実現することが必要です。
我が国の高齢化が急速に進む中、国民一人ひとりの生活の質を維持し、社会保障制度を持続可能なものとするためには、健康寿命の延伸とともに平均寿命との差を縮小することが重要です。

 

つまり、どんなに準備がうまく行ったとしても健康であることが一番大事です。病気の内容にもよりますが、介護が必要であったり、入院退院を繰り返したり、長く働けなかったりと大きく老後の計画を狂わせてしまいます。
 

  • 老後の準備は「お金」と「健康」がキーワードとなります。


 

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